日米地位協定を変える学習会

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日米地位協定を変える学習会

【日米地位協定を変える学習会】

 
平和委員会や労働組合の青年らを中心に実行委員会を結成しました。
日米安保という大綱的なものと異なり、あまりにも不平等な地位協定を学び、知らせ、変えていくために活動していきます。
 
きっかけは、昨年の正月に愛知県東海市で働く與儀功貴さんが、出身地の沖縄での成人式に出席するために帰省した際に、運転していた車が交通事故に遭い死亡したという事件。その加害自動車の運転手は、沖縄米軍基地の軍属であったため、逮捕すらされませんでした…
後に、「運用上」逮捕・起訴される事になりましたが、日米地位協定の下では、アメリカ軍の犯罪は日本では裁けません!まさに、日本の法律は地位協定下では無視されます。
 
そうした、不平等な地位協定を変えようという思いで、実行委員会を呼びかけ発足しました。
 
その第1弾として、横須賀で、米兵に奥さんを殺された山崎正則さんと担当弁護士・中村晋輔さんをお招きして、日米地位協定や横須賀の実態・活動について話を聞きました。
山崎さんは、米兵犯罪につき「声を上げなければ、変わらない」と気取らない姿勢でありながら、精力的に取り組んでいます。
 
山崎さんの起こした裁判は現在、日本国の監督義務違反を求め損害賠償請求訴訟が係属中(高裁判決待ち、米兵の責任は1審で確定)。
 
「たたかう」ことは「生きがい」という山崎さんは、当局からの圧力に屈せず、毎月3日(奥さんの命日)に街頭宣伝を行い、「妻の敵をとりたい」とそのモチベーションを熱く語ってくれ、参加者の心に強く響きました。
 
学習会の後、会場を移動して大須にて街頭宣伝・署名活動を行いました。そこでは、山崎さん本人による訴えがあり、道ゆく人の足を止め、署名やシール投票に応じてくれました。1時間弱で、80筆の署名を取ることが出来き、参加者に大きな勇気を与えてくれました。
 
今後、「日米地位協定を変える」実行委員会は、地位協定を変える・無くすまで存続していこうと強い決意で結びました。
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