5月1日、全国的にメーデーのとりくみがおこなわれました。愛知県では名古屋市中区の白川公園で2年ぶりとなる愛知県中央メーデー集会を開催しました。愛知県内では愛知県中央メーデー以外にも5地域でメーデー集会、1地域が宣伝カーでの地域内メーデーアピール行動を行っています。
今年はコロナ禍の中、開催も危ぶまれましたが、コロナ禍克服に向けて今こそ労働者・国民が声を上げ、政府に必要な対策を講じさせなければならないことから、コロナ感染対策を講じた上で、開催に踏み切りました。
愛知県中央メーデー集会には実行委員会の予想を上回る1000人が会場に集まり、ライブ配信などのインターネット視聴者を含む1500人が参加。各組合・団体がそれぞれの要求実現にむけて大いにアピールしました。集会後のデモ行進は自粛し、代わりに参加者全員でコール＆アクションで一体感をつくり、団結ガンバローで締め、集会終了後に宣伝カーで名古屋市中心部でメーデーアピールをおこないました。
第92回愛知県中央メーデーでは来賓として愛知社保協の森谷光夫議長、フラワーデモ名古屋のよびかけ人の具ゆりさん、政党からは共産党、社民党、新社会党、緑の党からあいさつがありました。そして愛知県知事はじめ、愛知県選出の国会議員などからメッセージが寄せられました（下記参照）。
開会あいさつで実行委員長の知崎愛労連議長はコロナ禍における労働組合の奮闘を評価する一方で「コロナで死ぬか、生活苦で死ぬかの瀬戸際で、菅政権は真摯に国民の声に応えるべき」と政府のコロナ対応を批判。そして「誰もが安心して働ける環境をつくろう」と今後の奮闘を呼びかけました。
愛知社保協の森谷議長はコロナ禍での医療機関の厳しい現状を訴え、ワクチン研究を怠ってきた政府の責任にも言及。「このような事態にあっても社会保障、医療・介護の抑制を進めようとし、国民の健康と生命をないがしろにする政府は一刻も早く変えなければいけない」と訴えました。
フラワーデモの具さんはフラワーデモについて女性の性暴力被害撲滅を目的に活動していると紹介。「全国47都道府県全てに運営組織ができるまでに広がった。声をあげることで私たちの声が政治や資本に届いている。今後は刑法の改正も目指して運動をしていく。黙っていたら加害者の都合の良いことになる。加害者の不都合が可視化される社会にしなければならない」と声を上げ続けることの必要性を訴えました。
その後は、政党からの挨拶として日本共産党愛知県委員会の岩中委員長、社民党愛知県連合の平山代表、新社会党愛知県本部の保田委員長、緑の党グリーンズジャパン東海の尾形共同代表からスピーチがありました。
■第92回愛知県中央メーデーに ご臨席・メッセージをいただいたみなさま
日本共産党・衆議院議員 本村伸子 氏（ご臨席）
第92回中央メーデー実行委員会
愛知県知事 大村秀章 氏
衆議院副議長 赤松広隆 氏（立憲民主党）
立憲民主党・衆議院議員 おかもと充功 氏
立憲民主党・衆議院議員 しげとく和彦 氏
立憲民主党・衆議院議員 せき健一郎 氏
立憲民主党・衆議院議員 牧義夫 氏
立憲民主党・衆議院議員 松田イサオ 氏
立憲民主党・衆議院議員 吉田つねひこ 氏
日本共産党・参議院議員 井上哲士 氏
日本共産党・参議院議員 武田良介 氏
日本共産党・前衆議院議員 しまづ幸広 氏
ご臨席・メッセージありがとうございました。
第92回愛知県中央メーデー実行委員会
