
愛労連は、「学校図書館の日」の6月11日(木)、「せめて子どもたちに新しい本を買うための予算を」「子どもたちに専任の学校司書の先生を」と県内の学校図書館の現状から改善を訴える記者会見を名古屋市熱田区の労働会館で行いました。中日新聞(6.16報道)・朝日新聞(6.17同)・しんぶん赤旗(6.13同)が取材しました。
司会の愛高教書記長の松本陵子さんは、特別支援学校では、蔵書数が不足し、司書の配置も少ない」と現場の実態を伝えながら進行しました。会見の趣旨について名古屋市職労執行委員長の磯村和佳子さんは、「今日は学校図書館の日。あまりメジャーではありませんが、学校図書館が保護者や市民に知らされないまま、危機に瀕している。ある公立学校では、新しい本を買うための予算が足りず、教員と子どもたち、保護者と相談の上、空き缶などを集めた収益で子どもたちの本を購入している。また、専任の司書が愛知の公立学校にはほとんどおらず、しかも、数校掛け持ちで短時間の非正規社員にされてしまっている。子どもたちに新しい本を買うための予算を。こうした思いが会見の原動力になった」と語りました。
自治労連愛知県本部執行委員の松井克徳さんは、「春の自治体キャラバンのアンケートで県内54市町村のうち公立小中学校の図書館に司書を配置していない自治体が24カ所もある。司書を置く自治体でも8割近くが複数校を兼務している」実態を告発しました。現役司書のAさんは「学校司書は、子どもたちと本を結び、読書活動を支え、授業に必要な資料を準備し、教育課程に寄与する仕事。私が働く市では、勤務時間が年間700時間以内と決められ、一校あたり従事できる回数は年間27回程度」と説明しました。そして「常勤で一校専任に。学校図書館を学びの真ん中に」と訴えました。記者から多くの質問が出され、会見終了後も個別に聴く記者も姿もありました。
会見後、県知事と教育長に「すべての学校に専任・専門・正規の学校司書の配置」とする6項目の要請書を提出、現場の職員も参加し、実情を訴えました。






